ノーシスとは?

ノーシスという言葉は「知識」を意味します。 しかし、これは本を読んだり、講義を聞いたりすることで得られる一般的に知られている知識を意味するものではありません。ノーシスと言う知識とは非常に特殊な知識を指しています。本の中に書かれているのは、私たちの内面にノーシスをもたらすことを可能にしてくれるものに過ぎません。つまり、私たちの「オートノーシス」につながるものなのです。

存在の存在する理由とは、存在そのものである。存在だけが己を知ることができ、その結果、存在はノーシスにて己を知るのです。存在そのものの再評価とオート知識は、オートノーシスなのです。オートノーシス自体がノーシスであることは間違いのないことです。存在のオート知識とは、存在に依存する超合理的なプロセスであり、知的主義とは何の関係もないものです。

「自分を知ることとは、自分自身の神聖な存在と同一化することです。自分自身が自分のプネウマ又はスピリットと同一であることを知ること、知る者と求める者の間の同一性を直接体験すること、それが私たちがオートノーシスと定義でき、定義しなければならないことなのです。

自己知識、オートノーシスは、エゴの消滅を意味します。エゴの消滅は、極めて基本的で、極めて緊急な課題です。「私」またはエゴは、主観的、非人間的そして獣的な要素の残滓の集合体で構成されており、それには始まりと終わりがあることは議論の余地がない。

残念ながら、「本質」または「意識」は、「自我」を構成するさまざまな要素の中に飲み込まれ、封じ込められ、閉じ込められています。エゴは、自らの条件付けによって、自らを痛烈に処理し続けているのです。

「私」が解消されれば、本質である意識が目覚め、光に照らされ、解放されます。その結果、あるいはそれに付随して、自己知識、オートノーシスがもたらされます。ノーシスの啓示は、常に即時的、直接的、直観的である。それは主観的な知的操作を激的に除き、感覚的な経験や根本的に感覚的なデータの集合とは何の関係もない。

ノーシス的体験は、真摯な生徒が自分自身を知り、完全な自己実現を達成することを可能にします。自己実現とは、人間の無限の可能性のすべてを調和的に発展させることである」。

再生の学校

ノーシスは、人間の真の変容を追求する再生の学校であす。それは、すべての人間に、自分の根本的な原理や習慣を変え、真の人間になることを呼びかけます。

再生するとは、新たに生成されること、つまり、再創造されること、新たに創造されることを意味します。「人間の中で古いものが死に、新しいものが生まれなければならない」。再生とは、私たちの中に新しいコスモスを生み出すということです。

ノーシスは、人間を叡智へと導く4つの柱を基本としています: 科学、芸術、哲学、そして宗教。

科学:

科学の最も重要な要素である実践と実験を用いて、自然や人間のさまざまな仕組みを観察・研究し、複雑な人間のメカニズムを分析・研究・理解することで、直接的な知識を得ることを目指します。

芸術:

芸術とは、あらゆる顕現の美を追求することである。この知識が、あらゆる芸術、彫刻、絵画、特殊な音楽、詩、文学、健康的でバランスのとれたスポーツ、そして人間の高次のセンターを活性化し、深く調和した状態に導くあるあらゆるスピリチュアルなものを生み出してきたことがわかります。

哲学:

哲学は、認識を改め、個人の生き方を変えるために必要な理由を作り出すことを目的としています。哲学を実践することは、自分自身を見つめ、優れた考え方を学ぶことであり、自然、宇宙、そして私たちの状況を熟考し、あらゆるものの中に隠されている謎を発見することを目的とします。つまり、哲学とは、答えを探し求めることであり、賢く生きるために身につける理解なのです。

宗教:

今の時代では、「宗教」という言葉の使われ方が極一般的になり、評判が悪くなっています。そして本来のその語源的な意味がなくされていることを理解することが重要です。宗教はラテン語の「religare」に由来し、再接続すること、すなわち人間自身の中にある神聖なものともう一度一体化することを意味します。宗教としてのノーシスは、宗教的な神話、そのシンボロジー、あらゆる宗教的な形態の背後に存在する科学を研究しようとするものです。このように、宗教としてのノーシスは、宇宙と人間自身の中に存在する高次の力と人間の再統合を目指すものです。 それは、すべての宗教の中に存在する科学を求めるものなのです。ノーシスは、実用的で誰にでもアクセスできるように知識を統合した、「統合の教義」を教えます。

知識の4本の柱

自己知識

ノーシス的体験は、誠実な生徒が自分自身を知り、完全な自己実現を達成することを可能にします。自己実現とは、人間の無限の可能性のすべてを調和的に発展させることを意味します。

意識の革命の3つの要因

ノーシスは、人間が自分自身を完全に実現し、真の内なる存在と統合することを教えます。 このプロセスは、意識の革命の3つの要因に要約されるいくつかの段階から構成されています:これは「死」「誕生」そして「人類に対する犠牲心」です。

1) 心理的な死

ノーシスは人間を、魂の火花であるエッセンス、人格、そしてエゴの三つの側面で構成されていると見なします。エゴは、私たちのプシュケの中にある、生きた、多重で有害な実体であり、それを観察と理解を通して排除することができます。

ノーシスの生徒は、自分の心理的欠陥、弱点、恐怖、悪徳、トラウマ、マニア、異常などを解除するために努めます。そして自分自身や他人を傷つけるあらゆる心理的、精神的、そして感情的な側面を排除することに人生を捧げます。

ノーシスの目的は、私たちの意識の目覚めです。残念ながら、意識はこのような何千もの欠陥の中に閉じ込められ、眠っているのです。私たちは、意識を活性化させ、目覚め、悟りを開くことが出来ます。そのためには、無意識の状態に終止符を打つ必要があるのです。

「人の中で古いものが死に、新しいものが生まれなければならない」

2)二度目の誕生

人間は、知的エネルギー、感情的エネルギー、運動エネルギー、本能エネルギー、性的エネルギーと言うさまざまな種類のエネルギーを有しています。しかし、残念ながらこれらのエネルギーが無駄に使用され、過剰に使われたりすることが多く、それが老化や病気を加速させています。

私たちはこれらのエネルギーを賢く使用することで、肉体を再生し、不滅の魂を創造し、スピリットを具現化することができます。

人間は満たされていない存在です。すべての創造の基礎であるエネルギーを賢く使うことで、他の「乗り物」または高次の「存在の実存的な内体」を創造し、言葉の完全な意味での真の人間になることができます。

これらの高次の乗り物または「太陽体」は、私たちの認識能力を高め、自然や宇宙の高次元における超越的体験を高めます。

3)人類に対する犠牲心

「生命の役に立つことを理由として生きない者は、生きるために役に立たない」。優れた人間、つまり貪欲、妬み、野心、憎しみなどを自分から取り除いた人間だけが、意識的に人類のために報酬を一切期待せずに自分を犠牲にし、人を無知、苦痛、飢えなどから抜け出すことを助けることができるのです。

誤りの原因は無知であり、無知は知識の欠如によるものです。現在よく知られている宇宙の法則があります。これが「原因と結果の法則」、あるいは数千年前にヒンズー教の密教徒が呼んだ「カルマの法則」です。

多くの人は、自分が前世で蒔いた種が、現世で刈るものであることを知らないまま生き続けています。人間が自分の運命を超越し、それを変えたければ、人類に対する犠牲心を耕す必要があります。「負債を払うために善行を積め」。